ご飯をしっかり食べよう
体温を上げるには、まずご飯をしっかり食べることが大切です。ご飯には炭水化物が豊富に含まれており、体内で効率的にエネルギーを生み出すことができます。特に日本人は脂質の消化吸収が得意ではないため、炭水化物からエネルギーを得る割合が高くなります。
冷え症の人は、ご飯の量が少なすぎることが多いようです。朝昼晩、1回100g以上のご飯を意識的に食べることで、基礎代謝が上がり体温も上がっていきます。できれば150gを目安に食べるとよいでしょう。
血合いのある魚を取り入れる
体温を上げる上で、もう1つのポイントが血合いのある魚を食べることです。血合いには鉄分やビタミンB群が豊富に含まれており、これらの栄養素は体温上昇に大きく関与しています。
- 鉄分は酸素を全身に運ぶ役割があるため、不足すると体が冷えやすくなる
- ビタミンB群は単白質の代謝に関わり、熱を発生させる
サバ、さんま、ハマチなどの血合いのある青魚を週1回以上取り入れましょう。赤身のお肉でも同様の効果が期待できますが、脂肪分が多めのため、週1回程度の摂取が目安です。
体温上昇のメカニズム
体温が上がるメカニズムは以下のようになります。
- ご飯からのエネルギー供給により、基礎代謝が上がる
- 血合い魚由来の鉄分とビタミンB群が、単白質の代謝を促進
- 単白質の代謝が活発化し、熱の発生が増える
- 全身の血流が良くなり、体温が上がる
このように、ご飯と血合い魚を組み合わせて食べることで、体温を効果的に上げることができるのです。
体温上昇の実感
私も出産後に体温が下がり、寒さに悩まされた経験があります。そのときにこの方法を実践したところ、1か月ほどで体温が36.5度以上にまで回復しました。
「なんか体が温かくなってきた」と実感できるようになったのを覚えています。ご飯と血合い魚を意識的に摂取することで、確実に体温が上がっていくのがわかりました。
まとめ
体温を上げるには、以下の2つのポイントが重要です。
- ご飯を1回100g以上しっかり食べる
- 血合いのある魚を週1回以上取り入れる
これらの食事習慣を続けることで、基礎代謝が上がり、体が温かくなっていきます。冷え症や低体温に悩む方は、ぜひこの方法を試してみてください。


