独学での挫折から学習スタイルを見直し、体系的なオンライン講座と自作ノートを組み合わせて合格に至るまでのプロセスをたどることで、学習効率と継続力を高めるヒントを探ります。
この記事では、あるYouTube動画で語られていた内容をもとに、考え方やポイントを整理しています。
独学から社労士合格までの歩み
半年間の独学での不合格を経て、翌年度の合格までにどのような変化があったのかをたどります。学習法を切り替えたことで、理解の深さや学習効率にどんな違いが生まれたのかに注目します。
令和4年度は市販テキストを科目ごとに期間を区切り、ページを飛びながら読み進める独学でしたが、文章を追うだけで本質的な勉強ができていないと感じていました。
令和5年10月中旬からは、内容が体系的にまとまったオンライン講座を利用し、知識を一気に記憶に残せる手応えを得ました。令和6年度試験で合格し、一生懸命続けてきてよかったと安堵しているそうです。
社労士試験の難しさと他資格との違い
ここでは、独学で複数資格を取得してきた経験がありながら、社労士では学習スタイルの見直しが必要だと感じた理由を整理します。
ファイナンシャルプランナーや簿記はすべて独学で合格しており、当初は社労士も同じやり方で乗り切れると考えていました。
しかし社労士試験は範囲が膨大で内容も難解であり、これまでの勉強法では対応しきれないと痛感したといいます。ほかの資格とは明らかに性質が異なる試験だと強く感じたことが、学習法変更の大きなきっかけになっています。
オンライン講座を選んだ理由と活用の仕方
オンライン教材を使う想定はなかったものの、文章中心の勉強に限界を感じ、講義を軸にした学習へと切り替えました。ここでは、AI機能と自作ノートを組み合わせた活用法をまとめます。
AI学習プランと学習レポートの使い方
文章を読むだけでは理解が浅いと気づき、教わる形式で学ぶことを選択しました。AI学習プランに沿って、「講義受講 → テキスト読み → 問題演習」を1セットとするルーティーンで進めました。
学習レポートやAI実力スコアも確認し、自分の到達度を把握しながら弱点を意識するようにしていたそうです。講義・テキスト・問題演習をセットにすることで、知識が結び付きやすくなったと感じています。
マイノートでの横断整理と復習法
マイノート機能では合計178個のノートを作成し、覚えにくい・理解しにくい箇所だけを抜き出してまとめていました。
横断整理用フォルダと科目別フォルダを分けて作り、制度をまたぐ論点と各科目の論点を整理していました。わからなくなったときはマイノートを起点に周辺知識をテキストで確認し、試験前日にはノートを集中的に見返して効率よく復習しています。
1,100時間学習を支えた一日のスケジュール
1,000時間を目標に始めた学習は、最終的に1,100時間に達しました。一日平均4時間をどのように捻出し、科目配分を工夫したのかを確認します。
AI学習プランに従いながら、ゴールデンウィーク明けからは曜日ごとに主要科目を決め、週に一度は全科目に触れる構成としました。
年金科目には高い優先度を置き、2日に1回30分を目安に継続。朝の準備時間には講義、昼休みには可能な範囲で問題演習、仕事後に2〜3時間学習することで、一日4時間を安定して確保しています。
モチベーション維持とメンタル面の工夫
長期戦になりやすい社労士試験において、学習を止めないための心構えや工夫がどのように支えになったのかを振り返ります。
最も大きな原動力は、「来年もこの辛さを繰り返したくない」という強い気持ちだったそうです。再受験を避けたい思いを意識することで、日々机に向かう理由が明確になっていました。
同時に、試験後にやりたいことのリストを作成し、それらを自分へのご褒美として位置づけました。将来の楽しみを具体的に言語化することで、学習継続のエネルギーにつなげています。
横断整理不足から得た反省と改善策
過去の学習で不足していた横断整理をどのように補い、知識の混乱を防ぐようになったのかをまとめます。
以前は横断整理が足りず、似た制度の知識が混ざって混乱することがありました。そこで、用意された横断整理表に加え、覚えられない箇所は自分でまとめて印刷し活用しました。
自作プリントでは、テープで覚えたい部分を隠して暗記する方法を取り入れました。横断整理表と自作プリントを組み合わせ、重要箇所を集中的に確認することで、体系的な整理と記憶定着を図っています。
受験生へのメッセージと諦めない姿勢
最後に、実際に合格した立場から語られた試験への認識と、受験生へのメッセージを紹介します。
社労士試験は本当に大変な試験だと考えており、途中で不安になっても、自分を信じてやり遂げる気持ちが重要だと強調しています。
試験の最後の1秒まで諦めない姿勢で取り組めば、必ず合格できると思うと述べています。受験生に向けて、結果が出る瞬間まで諦めずに努力を続けてほしいというエールを送っています。
まとめ
独学での不合格経験から学習スタイルを見直し、体系的な講義と自作ノートを組み合わせて知識を整理したプロセスが語られています。長期学習を支えるには、計画とともに、諦めない姿勢が重要だという見解が示されています。
注意: この記事は動画内の発言者の主張を紹介するものです。記事としての評価や判断は行っていません。


